mituteruのブログ

生きた証を残したい

相見積もりと義理人情

隣の会社から、見積依頼があった。

隣の会社とは、いろいろあって、お取引がない状態が10年近く続いてきた。

ウチの隣に引っ越してきた理由は、ウチの先代社長が地主と話をしてくれて用地

が順調に準備できたからだと思う。

問題は、三代目社長からだ。

三代目社長からウチの先代社長に、「生きているうちにちゃんとしておいた方がいい」

と言われ、30年間、隣の会社の壁を利用させてもらう形で、屋根を作ってあったが、それを壊せと言われ、その通りに対応した。

もうあれから15年くらいになるのだなぁと思うと、ちょっと感慨にふける。

とまあ、こんな事があったのだけれど、現時点では、ウチは順調に経営できているが、隣の会社は、名古屋方面の企業からの支援を受けることとなり、創業者の子供である、三代目社長は引退、二代目社長の息子である、四代目社長は社内不倫もあって、会長へ引退させられたようだ。

拡大志向が強かったこともあるが、三代目社長はお客さんに対して、「なぜ、ウチを使わないのか?」と直接電話を入れて、お客さんが同業他社を呼んで打ち合わせをしている中に割り込んでいたらしい。

同業他社の経営者から、「お客さんを困らせるなよ」って話を伺ったこともある。

という経緯のもと、見積依頼があったので、対応を行ったのだが、どうも怪しい。

今日の午後に見積もりを提出したのだけれど、夕方の電話で、「相見積もりになっております」と言われた。

依頼の時の電話では、「隣にあるのに、おつきあいが暫く何もないのはどうかという話が、社内会議のなかで度々話題になる」というような殊勝な話があったのだけれども・・・。

んで、相見積もりの相手になりそうな会社へ電話して、担当者にズバリ質問したら

「今日、受注している」とのこと。

どうも、出来レースっぽい気がする・・・。

明日、担当者に何台買うつもりなのか、ずばり聞いてみて、対応を考えようと思う。

自分の場合は、人として最低レベルだと自分のことを見ているので、義理人情だけは欠かしてはならないと思っている。

隣の会社だからということで、先代の社長、先代社長の両親と3回も利用しているのに、こんな仕打ちをされるというのは、会社の姿勢としてどうなのかなと思う。

今までの経緯から、こんな扱いをされているので、次の機会があっても、隣の会社は利用するつもりはさらさらない。

ただ、言うべきことは言っておくべきだと思う。

あまりにも、既存のお客の事を調べてから、訪問すべきなのに、それをしないことが多すぎる。

結果として、ますます評判を落としてしまうだけだと思うのだが、そういう考えには至らないのであろうと想像する。

敵を知り、己を知れば百戦危うからずという言葉から、相手の事を知り尽くせば、相手の考えが手に取るようにわかる、だから、先に回って手も打てるし、必要以上にサービスしなくても良いという判断もできると考える。

それすらもできない会社なんて、この先、生き残るなんてできるわけがないと考えた。